Exercise Memo・・・フォーメーションの研究-1:2アップ(並行陣)対1アップ1バック(雁行陣)その1
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coat000 2アップ(並行陣)対1アップ1バック(雁行陣)。よく見かける、或いは遭遇する場面です。
どちらが優勢かは、対峙する4名のプレーヤーの技量次第で一概には言えませんね。
でもって居心地悪くないですか。

さてならどう攻めるか?
がそう来たら、は・・・は・・・
その時はどう動くか・・・

この陣形で、からの球出しで始める練習パターンをいくつか紹介します。

まずCの配球パターンの可能性を列記します

ストローク系(注:スピード、球種、深さで難易度を変える)
  @ダウンザラインへパッシング(注)
  ABへのボディーアタック(注)
  Bセンターへのストローク(注)
  CAバックサイドへのストローク(注)
  DA正面へのストローク(注)
  EAフォアサイドへのストローク(注)
  FAフォアサイドショートクロスへのストローク(注)
  Gセンターへの浮き球(Bのチャンスボール)
  Hクロスへの浮き球(Bがポーチ出来そうな球)
  Iクロスへの浮き球(Aが詰めて決められそうな球)
ロブ系
  @ストレート、センター、クロスへのロブ(下がらずにスマッシュ可能な深さ)
  Aストレート、センター、クロスへのロブ(やや下がってスマッシュ・・・)
  Bストレート、センター、クロスへのロブ(ジャンピングスマッシュ・・・)
  Cストレート、センター、クロスへのロブ(スマッシュ不可で二人を下げる深さ)
  Dダウンザラインへ中ロブ(右利きBにハイバックで触らせる)
  Eセンターへ中ロブ(右利きAにハイバックで触らせる)

ご想像の通り、この練習でのCの球出しは、ストローク或いはロブで、
ダウンザラインからショートクロスまでかなり広範囲、あらゆるコースが選択できます。
コースだけでなく、ABのレベルに応じてスピード・球種・深さを変える事で難易度の調整も可能です。
エース級のパッシングやロブにどれだけ反応できるか、ブロックをも打ち砕く強打をどう凌ぐか、
反対に、Cのミスショットとなる甘いボールが来た時に、確実にしとめられるか。
甘くなれば標的にされるDの対応力も試されます。球出し後の展開はまさに千変万化です。

練習の際、Cからの球出しは基本的にランダムが良いと思います。
Bへのボディーアタックだけ・・・とか言って始めると、スタート時点から、Bがポジションを下げてしまったり、
Dがセンター寄りに構えたりと実戦的ではなくなってしまいます。
何処へ出すかは未知としておき、球出しの構えから推測させる事も大事だと思います。

同じ陣形でAからの球出しで始めるパターン。
Aが出したボールの難易度でCの返球を予測する事も実戦対応力の向上につながります。
この場合、Cにはコーチだけでなく、メンバーも交替で入ります。
固定ペアがいる場合は、出来るだけペアで入ってもらいます。
Aにコーチが入るパターンも当然あります。

クロスAのスタートポジションをサービスラインの直前まで下げ、そのAへの球出しから始めるパターン。
Aサービスダッシュ、リターンダッシュでのファーストボレーからと言う状況設定です。
ファーストボレーだけはクロスへと言うルールで、その後のCの配球から実戦形式になります。

もちろん、もう一方のサイドもやります。

どちらが優勢かは、対峙する4名のプレーヤーの技量次第で一概には言えませんが・・・と書きましたが、
一般的にはボレーやスマッシュを広角に打てるネットポジションにアドバンテージがあると思います。
特にCからのロブやストロークが甘いボールになった時に優位性が増すでしょう。
「ネットへ出るのは何のため」・・・
「ロブを上げさせるため」と言えるくらいスマッシュ好きなら、わくわくするポジションのはずです。

しかし、肝心のスマッシュやボレーが苦手な人にとっては、決して優位ではなく
標的にされるだけのデンジャラスで居心地の悪いポジションになってしまうでしょう。

以上・・・次のメニューへTennisのHOMEへ戻る