Exercise Memo・・・フォーメーションの研究-6:雁行陣1up-1back
・・・次のメニューへ ・TennisのHOMEへ戻る
雁行陣でDから前衛Bの頭越しのロブを上げられた。
サイドチェンジした後、前衛がとるべきポジションは・・・?
図1:
Dが上げたロブがBの頭を抜けた。
Aがロブを追い、前衛Bはサイドチェンジし、
Aの返球を確認するまでサービスライン辺りへ下がって待機。
この後(下図2)Aの返球が、ストレート方向(D)へと抜けた時、
前衛のポジションは・・・?
雁行陣で後衛同士が打ち合っている時、
前衛は、相手後衛が打つ時はネットに詰め
味方後衛が打つ時は下がると言うのが基本だと言われています。
つまりポジションは固定ではなく、状況に応じ変動すべきと言うのが答えになります。
図2:
Aがストレートに打ち、Dがそれを返球しようとする時、
Cのようにネット寄りに留まっているとDが打てるクロスの範囲は、
Cを避けるためセンター付近までのコースが限界となります。
ここでクロスに打てばBに決めてくれと言うようなものですし、
Cの左横を通ってクロスのネット際へ落すのは至難の技ですから、
Dの配球はストレートへの確率が高くなります。
故にBはセンター付近に詰めるほど
Dの返球をポーチ出来るチャンスが高まってくると言う訳です。
Dの立場で考えれば、
センターへ詰めてきたBの頭越し、クロスへのロブが安全策ですが、
Dが打球する際、
Cが瞬時に身を屈めクロスへのパッシングを放つと言う離れ技を見た記憶が有ります。
図3:
Dが打つ時に前衛Cがセオリー通り下がって居たら、
クロスへのパッシングショットも可能になります。
故にBがセンターへ詰めても良いのは、
相手前衛Cのポジション次第と言う事になります。
Aのショットが相手コートセンター付近に集まれば、
図3のCの位置でも、クロスへのパッシングの可能性が低くなりますから、
Bはセンターへ詰める事でポイントゲットの可能性が高まるでしょう。
ショットの応酬ごとにチャンスが広がったり逆に苦しくなったり・・・
ポジショニングは1球ごとに変化しますから、
これを考えるのが苦でなくなればダブルスは益々楽しくなってきますね。
コートの縮尺図を書いて4人の配置をあっちこっちに動かして・・・
雨の日などの暇つぶしにいかがですか。
当研究室に設置してある練習コートもお使い下さい。
以上・・・次のメニューへ ・TennisのHOMEへ戻る
|