Exercise Memo・・・フォーメーションの研究-7:雁行陣1up-1back
・・・次のメニューへ ・TennisのHOMEへ戻る
「フォーメーションの研究その1」の、その後の展開について・・・
図1
Cは、Dのダウンザラインへのショットが抜けるのを確信したら斜め前へ踏み出し、
Aの次の返球に対し積極的にポーチを仕掛けます。
相手前衛Bがセンターから動く気配が無ければ、
ポーチの確率もかなり高くなりますが、あえて早めに右サイドへポジションを切り換え、
Aのストレートへの返球を牽制するのも面白いでしょう。
Bがセンターから動かなければ、Aの返球範囲はかなり制限されます。
賢明な方なら、この場面ではAはクロスへのロブしかないだろうと推測したはずです。
DはCがサイドチェンジするのを見て左をケアすべく動き出せば、
Aからのクロスへのロブは余裕を持って対処できるでしょう。
このあとDがクロスへ返球すれば普通の雁行陣に戻る事になります。
BがCの動きを見て右サイドへポジションを変えれば、
Aにはストロークでクロスへの返球が選択肢に入ってきます。
Dの動き次第では、エースとなる可能性も有るので、
C・DはBの動きに要注意。(もちろんA・BはCを要注意)
図2:
Bが動かない場合、Dがネットポジションへ出るのも一法です。
Aのクロスへのロブが甘くなれば、前衛一撃のスマッシュチャンスが訪れるでしょう。
Aはクロスではなく、ストレートロブへの変更を迫られます。
もちろんストローク力があれば、ダウンザラインへのパッシングも、
センター足元へ落すショットも選択肢ではありますが・・・。
図3:
Dが、Aへの返球でネットアプローチすると言うのも面白いでしょう。
後衛だからと言って、永遠に後衛で居なければならない訳ではありません。
この雁行陣から並行陣への転換は、結構相手にプレッシャーとなります。
当然、Aは安易にストレートへのストロークは打てなくなります。
相手に容易に狙い通りのショットを打たせないというのもダブルスの戦略の一つです。
前衛は、とにかくある場所に留まっていてはいけません。
ポイントゲッターとしての役割を果たすために、
能動的に相手を揺さぶる動きが出来てくると・・・
ダブルスはもうやめられませんよね。
逆を付かれてエースを奪われる。・・・
もちろんそれも良くある話しですが・・・
以上・・・次のメニューへ ・TennisのHOMEへ戻る
|